――いまも成長を続けているのでしょうか。
「まだ成長の段階だと思います。もっと力をつけていくんじゃないかな。どこまで伸びるかねえ。今年から来年にかけて、もう一歩、成長してくれることを期待しています」
――各地の交流重賞に出走する機会が多いですが、輸送は問題ないですか?
「早めに持っていくと、かえって太くなって困るぐらい(笑)。遠征先でも、食欲が落ちないからね。輸送には慣れているから、大丈夫ですよ」
――名古屋競馬場でのデビュー戦(フレッシュゴールド2歳)では、4馬身差の圧勝を飾ったんですよね。
「でもまさか、ここまで走るとは思わなかった。牧場で初めて見たときも、ちょっと固そうな馬でね。だけど、月日が経つにつれて、馬の体形が変わってきたもんなあ。やっぱり走る馬は変わるんだなあ、変わったら走るんだなあ、と。色々勉強になりますよね。この仕事は何年間やっていてもわからんねえ。いや、ここまで走るとは思わんかったよ(笑)」
――ヨシノイチバンボシのお父さんはトーヨーリファール。芝・ダートを問わず、重賞戦線で活躍した馬でした。
「ヨシノイチバンボシは、走法から見てダート向きの馬だと思います。僕らの言葉でいうと『たくる』って言うんだけど、地面を掻くような走りをしますからね。体形的にも、胴がちょっと短くて、腰のプクッとした馬だから、どちらかと言えばダートが合っていると思います」
――パワーがあるんでしょうか。
「そうですね。力強い跳びの馬です」
――地元で開催される“地方競馬の祭典”に愛馬を送り出そうとなさっていて、しかも好勝負を期待されています。プレッシャーはありますか。
「プレッシャーはないですね。もう、楽しみですよ。もっと宣伝してもらいたいくらい(笑)。中央の馬は強いけど、なんとか…。地元の馬として、地の利を生かしたいなと思います」
――楽しみにしています。
「園田の姫山菊花賞(10月6日、ダート1700m)を使ってから、JBCスプリントを目指します。競馬だからやってみんとわからんけど、地方の馬には負けないんじゃないかな」