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調教師インタビュー 佐々木晶三調教師

インティライミでJC獲りに挑む

佐々木晶三調教師

重賞連勝中で勢いに乗るインティライミ。同馬を管理する佐々木晶三調教師は、4年前にタップダンスシチーでこのレースを制覇している。勝手知ったる舞台に、あの時と同じ騎手、同じローテで管理馬を送り出す佐々木師に、現在の心境を伺った。

普段通りなら結果がついてくる。元気があれば大丈夫!

古馬の頂点に、手が届くところまでやってきた。蹄の傷を癒し、朝日チャレンジCと京都大賞典で勝利を収めたインティライミが、天下獲りに挑む。

インティライミ

11/14(水)のインティライミ

調教前。馬場入りする前の馬が、乗り手を待ちながら引き運動をするマロー場を、インティライミは背筋を伸ばして堂々と、格好良く歩いていた。馬体も、調子の良さを絵に描いたような充実ぶりだ。

「だいぶ良くなってきたね。馬が自信をつけて、しっかりしてきた。落ち着きも出てきたね」と笑顔で話してくださったのは、インティライミを管理しておられる佐々木晶三調教師だ。

「精神的に完成の域に達してきた。いつもは厩で寝わらを後ろによけてじっとしているのに、朝日チャレンジCの時は、馬房の隅で大人しかったね」と当時のエピソードを明かしてくださった。

2007年 京都大賞典

07年京都大賞典

道中6番手から33秒4という速い上がりを使って完勝。あの差し脚は脅威的。

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続く京都大賞典時では、「一度使ったから、装鞍所で鞍を着ける時に煩かったけど、パドックでは我慢してくれていたね。レースだけに集中できるようになった」というのだから心強い。

蹄の状態が回復したことが、快進撃につながっているのだろうか。

「そうだね。蹄が悪かったのが、良くなってきたからね。昔だったら、もう競馬に使えなかったと思うよ。だけど今は技術が発達して、接着装蹄で蹄鉄を履かせることができるようになったからね」

接着装蹄とは、釘を使わずに新エクイロックスで蹄鉄を蹄に装着する装蹄法だ。ディープインパクトが使用していたことで知られる。

「接着装蹄ができる装蹄師さんは少ないみたい。装蹄師の福田さんも、技術を習得してくれてね」と、“インティライミ復活”の陰で、福田装蹄師が尽力されていたことを教えてくださった。

「蹄が半分壊死していたのを、模擬蹄のような格好にしてね。接着装蹄で、競馬に使えるようにしてくれたんだ」というお話からも、インティライミの蹄が、いかに深刻な状態であったかが窺い知れる。

2003年 ジャパンC

03年ジャパンC

スタートでハナを奪うとまんまの逃げ切り。ジャパンC史上最大着差での圧勝。

さて、佐々木厩舎でジャパンC、それも佐藤哲騎手となると、タップダンスシチーのことを思い出すファンも多いだろう。目を見張る強さでジャパンCを制した4年前と今回で違いはあるのだろうか。

「タップは気が乗るタイプだった。GIIなら普通で良かったけど、さすがにGIだとびっしり追わなければならなかったからね。あの時は、これで負けたら仕方がないという仕上げだった」と振り返ってくださった。

「気持ち的には楽しみだし、タップの時とあまり変らないんだけどね。インティライミは調教が楽だから、その分やりやすいかな」という言葉からも、思い通りの調教ができているようだ。

タップと同じく、京都大賞典後は天皇賞・秋をパスし、ジャパンC一本に狙いを定めてきた。その理由についてお聞きしてみたところ…

「インティライミは、先行すると向正面で引っ掛かってしまうからね。同じ2000mでも、阪神と東京では、競馬の流れやポジションが違う。だから使わないようになったんだ」と説明してくだった。

今回の舞台は、ダービー2着の実績がある東京の2400mだ。

「ジャパンCなら折り合いをつけて行けるからね。蹄の形状の加減かもしれないけど、左回りのほうが走りやすいみたい。ダービーも時計的にはレコードだったからね」と前向きなコメントをいただいた。

最後に、ジャパンCに向けてひと言お願いします。

「楽しみばっかりだね。これで負けたら楽しみも何もないよ。普段通りもってこれたら結果がついてくると思う。普通がいちばん。元気であれば大丈夫」と、ハツラツとした表情で元気良く締めくくってくださった。

橋浜保子(はしはまやすこ)

橋浜保子

プロ馬券集団“JRDB”の女社長。これまでに数々の厩舎取材をこなし、数々の名馬を見てきたその相馬眼は、トレセン内でも一目置かれるほど。まさに「馬体のプロ」。
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佐藤哲三騎手にインティライミ復活秘話を伺いました!

ホソジュン&佐藤哲三騎手

ダービーでは、ディープインパクトを相手に根性の走りを見せ、ファンを魅了したインティライミ。その後、蹄の怪我もあって、復調に時間がかかりましたが、この秋は末脚爆発で重賞を連勝しました。この復活に全力を注いだ佐藤哲三騎手にお話をうかがいます。

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