2005菊花賞特集

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血統分析

三冠の偉業達成。上がり馬の戴冠…菊花賞、栄光の歴史をプレイバック!

◆独走のトリプルクラウン

ナリタブライアン(1994年)

皐月賞をレコードタイムで駆け抜け、日本ダービーは5馬身差のワンサイドゲーム。驚異的な強さで春の二冠を制したナリタブライアンが、史上5頭目の三冠に挑むべく、1994年、第55回菊花賞のゲートに収まった。

前哨戦の京都新聞杯では伏兵スターマンにインをすくわれ、まさかの黒星。激闘の疲れも噂され、偉業達成に向けて黄信号が灯ったかに思えた。が、フタを開けてみれば、本番の菊花賞では単勝オッズ1.7倍の断然人気。そして、その支持に応える圧巻のレースぶりを見せつける。

ナリタブライアン

圧倒的な強さで三冠を射止めたナリタブライアン

前哨戦の京都新聞杯では伏兵スターマンにインをすくわれ、まさかの黒星。激闘の疲れも噂され、偉業達成に向けて黄信号が灯ったかに思えた。が、フタを開けてみれば、本番の菊花賞では単勝オッズ1.7倍の断然人気。そして、その支持に応える圧巻のレースぶりを見せつける。

だがナリタブライアンはひるまなかった。スパート態勢へ移ると、その強靭な脚力に稍重の馬場が揺れる。並ぶ間もなく先行馬群を交わし去り、懸命に叩き合う2着争いを7馬身も後方に見て、レコードタイムの三冠達成だ。これぞ史上最強馬。そんな声も聞かれるほど、強さにあふれる独走ゴールだった。

 

◆急上昇で頂点へ

マチカネフクキタル(1997年)

1997年、第58回の菊花賞は、2冠馬サニーブライアンは故障療養中、NHKマイルCは外国産牝馬のシーキングザパールが制し、2歳王者のマイネルマックスはマイル路線へ進んだための“G1馬抜き"という稀に見る事態となった。おのずと春のG1で惜敗した馬に注目は集まる。日本ダービー2着のシルクジャスティス、3着メジロブライト、4着エリモダンディー、皐月賞2着のシルクライトニングといった面々だ。いずれもブライアンズタイムやメジロライアンの血を引き、長距離適性も申し分ないと思われた。

これらを破って最後の一冠を獲得したのがマチカネフクキタルだ。日本ダービーは7着に敗れたが、その後は900万下、神戸新聞杯、京都新聞杯(当時は菊花賞トライアル)と3連勝。急激な本格化を示し、3番人気での菊花賞出走となった。

父クリスタルグリッターズ×母の父トウショウボーイという血統、また母や兄姉たちの成績から中距離向きとされたのだが、そんな風評を跳ね返す見事な力走だった。好位5〜6番手で折り合うと、仕掛けをギリギリまで遅らせて直線で全開。上がり33秒台の末脚でメジロブライトやシルクジャスティスを置き去りにし、粘るダイワオーシュウも交わして1馬身差のゴール。この後は11連敗を喫して引退したのだから、これがキャリアの頂点となる勝利。一気に上昇し、瞬く間に栄華を極めた馬だったといえるだろう。

父クリスタルグリッターズ×母の父トウショウボーイという血統、また母や兄姉たちの成績から中距離向きとされたのだが、そんな風評を跳ね返す見事な力走だった。好位5〜6番手で折り合うと、仕掛けをギリギリまで遅らせて直線で全開。上がり33秒台の末脚でメジロブライトやシルクジャスティスを置き去りにし、粘るダイワオーシュウも交わして1馬身差のゴール。この後は11連敗を喫して引退したのだから、これがキャリアの頂点となる勝利。一気に上昇し、瞬く間に栄華を極めた馬だったといえるだろう。

ナリタブライアン

夏に急成長したマチカネフクキタル