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ディープインパクトの3冠なるか。話題はその1点といっても過言ではない今年の菊花賞。もはや3冠は確実という感もあるが、相手探しという意味でも過去のデータから菊花賞好走のパターンを探っていきたい。なお、データは開催時期が2週早まった00年以降の5回分を基本とする。 |
◆神戸新聞杯はアテにならない菊花賞はここ最近、毎年波乱含み。95年〜99年までの5年間の馬連平均配当2670円に比べて、近5年の馬連平均配当は3万2136円と10倍以上もついている。ここ5年で3回の万馬券、02年には馬連9万馬券、3連複34万馬券が飛び出すなど荒れ放題だ。 |
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その理由はハッキリしている。菊花賞の施行時期が早くなった影響でもっとも本番に直結していたトライアルの京都新聞杯が春に移り、菊花賞の京都3000mとは似ても似つかない阪神2000mという条件で最重要トライアルの神戸新聞杯が行われているからだ。 すなわち、神戸新聞杯の結果が本番にまったく結びついていない。ひとまず、今の時期に移った2000年以降の5回の神戸新聞杯1、2馬の菊花賞成績(右表)をご覧いただきたい。 |
神戸新聞杯上位馬の菊花賞成績
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これを見れば一目瞭然。トライアルの神戸新聞杯好走馬が本番で凡走する例が多いし、菊花賞ではなく天皇賞を目指したシンボリクリスエスやキングカメハメハ(結局回避)のように、ここを勝ってもそもそも菊花賞を使わないパターンさえある。その一方で、神戸新聞杯3着から巻き返した00年のエアシャカール、神戸新聞杯6着から菊花賞を制した02年のヒシミラクルなど、トライアルで敗れても巻き返しているパターンが目立つ。03年にいたっては、神戸新聞杯で1、2着だったゼンノロブロイ、サクラプレジデントが本番で人気を裏切った反面、ザッツザプレンティ(神戸新聞杯5着)、リンカーン(同4着)がワンツー。神戸新聞杯からのローテーションで臨んだ馬は【3-1-4-27】と一応中心勢力ではあるが、その成績を鵜呑みにするのは非常に危険ということがおわかりいただけるはずだ。正直、今年のディープインパクトはデータうんぬんではない『別格の馬』だろうが、それ以外の神戸新聞杯上位組は一度疑ってかかったほうがいい。 |
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◆セントライト記念は上位組を評価ここで、過去5年の菊花賞連対馬の前走を見ていこう。 |
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菊花賞連対馬の前走
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もうひとつのトライアル、セントライト記念出走馬は【1-2-0-15】。連対率は16.7%で、神戸新聞杯(11.4%)よりも優秀な数字が出ている。神戸新聞杯に比べるとセントライト記念の結果が本番にも結びついており、それなりに力を見せていた馬が菊花賞でも好走している。今年はフサイチアウステル、ピサノパテックなどが菊花賞に出走予定。いずれも夏に力を付けた上がり馬だけに、菊花賞でも好走するチャンスはある。 |
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◆条件戦組は穴馬が探しやすい!残るはトライアル以外のレースからのローテーション。まずトライアル以外の重賞を使っていた馬は【0-1-1-6】。前走札幌記念だったファストタテヤマの2着などがあるが、サンプルが少なく、傾向はつかみづらい。それより注目は、前走条件戦を使っていた馬だ。前走1000万条件戦を使っていて、本番で連対した01年2着のマイネルデスポット(11番人気)と昨年1着のデルタブルース(8番人気)はいずれも波乱の立役者となった。マイネルは春に2200mと2500mを連勝して、前走に使われていた鳴滝特別も2400m(3着)。デルタブルースも前走で2500mの九十九里特別を快勝するなど、早くから菊花賞に狙いを定めて長距離戦中心に使ってきていた馬だった。前走条件戦からのローテ全体では【1-1-0-21】(連対率8.7%)とそう高くはないが、これらの中には明らかに『出るだけの馬』も混じっている。どれくらい本気でこのレースに向けて使われているか、それを見分ければ意外な高配当が取りやすくなる。 今年の出走馬では、前走2400mの鳴滝特別で2着だったゼンスピリッツがこのパターンにピッタリ。デビューから常に2000mを超える距離に使われており、長距離を意識したローテーションが組まれている。サンデーサイレンス産駒と血統的な魅力も十分だから、相手にはぜひ加えていただきたい一頭である。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
梶原もじゃ
某放送局勤務を経て、フリーライターに。「サラブレ」「競馬王」などのほか「東京1週間」「スポーツYeah!」など、競馬誌以外にも執筆中。また「競馬フォーラム」にて「お先に新聞・逃げろや逃げろ〜」を連載中。全レースのハナを切った馬だけを買い続けた場合、単勝回収率は200%を超える。逃げ馬を効率よく買うための研究を続けている。ちなみに珍名、馬名についてはくりぃむしちゅー上田並みのウンチクを持つ。