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カジノドライヴがピーターパンSを圧勝!

  • 2008年05月11日(日) 06時15分
 現地時間10日、米・ベルモントパーク競馬場で行われた第55回ピーターパンS(3歳、米G2・ダート9f、9頭立て)は、K.デザーモ騎手騎乗の1番人気カジノドライヴ(牡3、美浦・藤沢和雄厩舎)が、遅れ気味のスタートから徐々に進出。4角先頭から直線で後続を突き放し、ミントレーン Mint Laneに5.3/4馬身差をつけ圧勝した。勝ちタイムは1分47秒87(良)。さらに1/2馬身差の3着にレディーズエコー Ready's Echoが入り、スパークキャンドル(牡3、美浦・藤沢和雄厩舎)は2番手追走も徐々に後退し6着に敗れた。

 勝ったカジノドライヴは、父Mineshaft、母がデムワーゼルS(米G2)勝ち馬Better Than Honour(その父Deputy Minister)、祖母がケンタッキーオークスBlush with Prideという血統の米国産馬。半姉に昨年のベルモントSなど米G1・4勝のラグストゥリッチズ Rags to Riches(牝4、父A.P.Indy)、半兄に06年ベルモントSを勝ったジャジル Jazil(牡5、父Seeking the Gold)がいる。06年キーンランド・セプテンバーイヤリングセールにて95万ドルで落札されていた。

 今年2月23日、京都競馬場で行われた新馬戦(ダート1800m)で2着に2.3秒の大差を付ける圧勝でデビューを飾っていた。通算成績2戦2勝(うち海外1戦1勝、重賞1勝)。

 日本調教馬のアメリカダート重賞勝利は史上初の快挙。カジノドライヴは今後、現地時間6月7日にベルモントパーク競馬場で行われるベルモントSで、同レースの3きょうだい制覇を目指す。

藤沢和雄調教師のコメント】
「久々の出走でしたが、とても良いレースをしてくれました。これからまだまだ良くなっていくと思います。次走が本当に楽しみになりました」

【K.デザーモ騎手のコメント】
「すごいレースでした。とにかく素晴らしい能力を持った馬です。これから競馬ファンを大いに楽しませてくれると思います」

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