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ユキチャン、またも“ミユキチャン”に敗れる

  • 2009年01月21日(水) 16時05分
 21日、大井競馬場で行われた第12回TCK女王盃(4歳上牝、交流GIII・ダート1800m、1着賞金3000万円)は、幸英明騎手騎乗の2番人気ヤマトマリオン(牝6、栗東・安達昭夫厩舎)が中団追走から、先に抜け出した1番人気ユキチャンを捕らえ、同馬に1馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分53秒3(良)。さらに4馬身差の3着に5番人気パノラマビューティが入った。

 勝ったヤマトマリオンは、父オペラハウス、母がJRA6勝のヤマトプリティ(その父アンバーシャダイ)という血統。05年10月にデビューし、06年のフローラS(GII)で重賞初制覇。昨年5月の東海S(GII)でダート重賞初制覇を飾った後は、ブリーダーズゴールドC(交流GII)でメイショウトウコンの3着、白山大賞典(交流GIII)でスマートファルコンの2着など、牡馬相手に好走を続けていた。クイーン賞(交流GIII)でもユキチャンを2着に下し、重賞3勝目を挙げていた。通算成績27戦6勝(うち地方8戦2勝、重賞4勝)。

【幸(みゆき)英明騎手のコメント】
「ゲートの出が悪く後ろからの競馬になってしまった。逃げるよりは溜めた方が力を出せるので、無理をせずに少しずつ目標のユキチャンに迫って行った。ユキチャンは並ぶと強いので、直線は離れたところから差す形になった。ヤマトマリオンは強いですね。相変わらずのユキチャン人気ですが、“ミユキチャン”とヤマトマリオンもよろしくお願いします」

安達昭夫調教師】
「スタートは遅れてヒヤっとした。ユキチャンは逃げてしぶといので、どこまで詰められるかと思っていた。ローテーションは詰まっていたが、状態は非常によかった。またがんばってくれると思う。次は川崎でユキチャンと再戦かな?」

武豊騎手(ユキチャン騎乗)】
「スタートですべった分、1コーナーから2コーナーが理想の形ではなかった。向正面からは行ったほうがいいと思い、ハナに立った。直線でかわされてからも最後まで止まっていない。右回りも問題なかった。ダートならやれる!」

※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。

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