21日、
大井競馬場で行われた第12回
TCK女王盃(4歳上牝、交流GIII・ダート1800m、1着賞金3000万円)は、
幸英明騎手騎乗の2番人気
ヤマトマリオン(牝6、栗東・
安達昭夫厩舎)が中団追走から、先に抜け出した1番人気
ユキチャンを捕らえ、同馬に1馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分53秒3(良)。さらに4馬身差の3着に5番人気
パノラマビューティが入った。
勝った
ヤマトマリオンは、
父オペラハウス、母が
JRA6勝の
ヤマトプリティ(
その父アンバーシャダイ)という血統。05年10月にデビューし、06年の
フローラS(GII)で重賞初制覇。昨年5月の
東海S(GII)でダート重賞初制覇を飾った後は、
ブリーダーズゴールドC(交流GII)で
メイショウトウコンの3着、
白山大賞典(交流GIII)で
スマートファルコンの2着など、牡馬相手に好走を続けていた。
クイーン賞(交流GIII)でも
ユキチャンを2着に下し、重賞3勝目を挙げていた。通算成績27戦6勝(うち地方8戦2勝、重賞4勝)。
【幸(みゆき)英明騎手のコメント】
「ゲートの出が悪く後ろからの競馬になってしまった。逃げるよりは溜めた方が力を出せるので、無理をせずに少しずつ目標の
ユキチャンに迫って行った。
ユキチャンは並ぶと強いので、直線は離れたところから差す形になった。
ヤマトマリオンは強いですね。相変わらずの
ユキチャン人気ですが、“
ミユキチャン”と
ヤマトマリオンもよろしくお願いします」
【
安達昭夫調教師】
「スタートは遅れてヒヤっとした。
ユキチャンは逃げてしぶといので、どこまで詰められるかと思っていた。ローテーションは詰まっていたが、状態は非常によかった。またがんばってくれると思う。次は川崎で
ユキチャンと再戦かな?」
【
武豊騎手(
ユキチャン騎乗)】
「スタートですべった分、1コーナーから2コーナーが理想の形ではなかった。向正面からは行ったほうがいいと思い、ハナに立った。直線でかわされてからも最後まで止まっていない。右回りも問題なかった。ダートならやれる!」
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。