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不服申し立ての幸騎手、徹底抗戦の構え

  • 2011年03月02日(水) 12時05分
 2月27日の阪神6Rで騎乗停止処分を受け、JRAに対し不服申し立てを行った幸英明騎手=栗東・フリー=が1日、栗東トレセンで今回のいきさつについて事情を説明した。

 審議となったのは直線半ば。ゴールデンアタック(6位入線→12着降着)に騎乗した幸は、前方にいたスマートオーシャンサミットストーンの間にできたスペースに入ろうとしたが、その際に狭くなって手綱を引っ張り、スマートオーシャンの進路を妨害したとジャッジされた。

「狭いところに入ったつもりはない。勝ち負けできる脚があって入れるところに入ったのに、前の馬(サミット)が徐々に内へ寄ってきた。降着の処分には被害馬の藤田さん(スマート騎乗)もびっくりしていた。被害者だと思っていたのに加害者だと言われた。納得がいかない」と不満をぶちまけた。

 JRAの競馬施行規程第150条第1項により、不服申し立てが認められているが、これまでにくつがえったケースはない。「ミスジャッジだと思う。公正確保を重んじるのなら、それを認めてほしい。裁定委員会に入った岡部さん(元JRA騎手)からも意見も聞きたい。岡部さんが入ってくれて良かったと思えるような結果が出てくれたらと思う」と裁決の取消を強く求める。2日にJRA本部へ出向き、徹底抗戦を辞さない構えだ。

提供:デイリースポーツ

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